◇フレッシュボイス過去ログ #4164の修正
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『コビト』 著者 星新一 (早川書房 世界のSF28より) 昔見世物小屋というものがあったらしいホルモン異常による身長が伸びない人、または 身長が伸びすぎている人、毛深い熊女(どるちゃん毛深いから昔だったら熊女にされて いたかもしれない)などが、一般人を楽しめるためにやっていた。 星新一先生は、それを知っていてコビトという物語を作ったのだと思う。このコビトは 20センチの身長、50歳ぐらいの太った赤ら顔の雰囲気的に悪役にぴったりの座長と の二人三脚、それを見ている人からコビトに基本的人権を求める判決が決った。20セン チのコビトといえども人権がある。今の世界でもそういうコビトが出てきたらマスコミ が騒いでやりそうだな。そしてその結果、世界でその時を待っていたコビトがどっと人 間世界に責め込んでくる。基本的人権の皮肉ですね。 昔この物語を作っているのだけど、今なら出版もされないかもしれない。危ない話で す。
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