◇フレッシュボイス過去ログ #4129の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
『竜のグリオールに絵を描いた男』 著者 ルーシャス・シェパード (早川書房 80年代SF傑作選より) 最初題名を見て日本語訳が誤植じゃないかと戸惑ってしまった。竜のグリオール「に」 じゃなく竜のグリオール「が」絵を描いたのじゃないかと思ったのだった。でもその疑 問は読んでいる間に変わっていった。普通のファンタジー作品にでてくるような竜と、 サイズがまったく違っていたのだった。富士山ぐらいの大きさの竜だと思っていただき たい。年老いた竜は動かず、物を食べず、空を飛ぶこともない。ただ昼になったら目を 開け、夜になったら目を閉じるだけである。その上を人間達が右往左往するさまが描か れている。 そもそも竜のグリオールの(身体中)に絵を描こうとして、発案し、ほとんど一生を注 いだのも執念みたいなものを感じる。竜に絵の具を塗って、絵の具の毒で竜を殺す。で きるかできないかわからないがやってみる。 しかしだ。竜は山のようにそこにいるだけで、どるちゃんが読む限り悪いことも良いこ ともしていない。竜が邪魔だと思うのは人間の思い込みじゃないかと思う。それに竜が いるだけでこの街は栄えていたのかもしれない。竜がいなくなって、どんな風になるか 考えてみるのも面白い。
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