◇フレッシュボイス過去ログ #4127の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
子どもの頃の話。 市内放送で光化学スモッグの発生が告げられると、悦び勇んで補虫網を手に、 出かけたものである。 当時住んでいた団地と工場地帯との間には、大きな空き地があった。おそら く普段はそこに生息しているのであろう。スモッグに追い立てられてか、大量 の赤とんぼが団地内にやってくるのだ。 もっとも赤とんぼと言っても夏場なので、赤くはないのだが……… 空はすっかりとんぼ色。枝と言う枝の全てにとんぼ。 そんな状態であるから、網を振るえば100%とんぼが捕れる。ものの数分 で虫かごはとんぼだらけ。 もっとも以前のドウガネブイブイと同じで、捕まえてどうしようという訳で はない。捕らえることが楽しく、最終的には逃がしてしまう。 そういえばドウガネブイブイについて、この歳までその名前の由来を正式に は知らなかったと気づく。まあ、こんなものだろうと想像はしていたが、一応、 調べてみる。 ドウガネは「銅金」。銅のような色ということだそうだ。 でへ、ブイブイはコガネムシの地方での呼び名。どの地方かは分からず。察 するに動くときのキシキシとした音をブイブイと表現したのでは? にしても、生き物の名前の中には形状や習性から由来したと思われる、面白 い名前があるもの。 ドウガネブイブイ、マイマイカブリ、リュウグウノツカイ、タコノマクラ、 タツノオトシゴ、キツネノカミソリ………etc しかし高級食材のウニがバフンウニつーのは、どうかと思う。 「うわっ、このバフン、旨い」 話をとんぼにもどして。団地内では赤とんぼの他にもとんぼが見られた。 シオカラトンボや銀ヤンマ、イトトンボ数種。 団地の外側、かつて海岸線だった松林となった崖。ここに松ではない、何か の木………今となっては何の木だったが思い出せないが、非常に高い木があっ た。幹も太くちょっと蹴ったくらいではほとんど揺れることがないのだが、そ れでも稀にタマムシや大型のカミキリムシが落ちてくることもあった。 その木の高い枝の辺りを飛ぶ、チョウトンボの姿をよく見かけた。捕まえた くて下で待ち受けてていたが、決して網の届く低いところに降りてくることは なかった。 代わりにと言うのでもないだろうが、その近くで何度がウチワヤンマを捕ま えたものだ。
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