◇フレッシュボイス過去ログ #4084の修正
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『繁栄の花』 著者 星新一 (早川書房 世界のSF28より) 起承転結がちゃんとできてSFらしい物語でした。 地球とメール星(このメール星という名前なんとかならないかな。インターネットの メールを連想してしまう。星さんの時代にはメールってなかったから仕方がないね)が 電波の往診を繰り返している。やがてメール星が軍事力を持っていない星だとわかる。 ここまでが起。 やがてメール星から繁栄の花と呼ばれる植物の種がプレゼントされる。人々は争って、 その種を欲しがり地球上にまく。承 やがて、この繁栄の花は繁殖力がありすぎて、地球を花で覆ってしまいそうになり困 る。そこでメール星の船がやってくる。転 最後にメール星は、花を駆逐する蜂を地球にあげ、そのかわり地球の色々な物を持って 帰るようになる。ここで結 物語を作るのに、これほど起承転結があるのってめったにないと思う。物語もまあまあ 面白いし、文書作りの手本にしてもいい作品だなと思う。
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