◇フレッシュボイス過去ログ #4037の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
と、その前に。 悠歩さん、お帰りなさい。 ゆっくり養生してください。本格復帰を待っています。 本の感想>『Q.E.D. 証明終了』26巻(加藤元浩 講談社コミックス) 17/5462 工事現場から、可奈が子供の頃に埋めたタイムカプセルが、たまたま見付か る。中身は、今となっては何で取っておいたのか首を傾げてしまうような物ば かり。中でも、野球に全く興味のない可奈が、どうして硬球を入れたのか。当 時のことをきれいに忘れている可奈に対し、ある男子生徒が意味深な言葉を吐 く。小学三年生の夏休みに何があったのか(「夏のタイムカプセル」)。 評判のレストランで、店の出資者が殺される事件が発生。現場である地下の 倉庫は密室だった。警察がその謎を解けない内から、料理人の村瀬が自供する。 密室の謎は明かされない。村瀬の行動は何を意味するのか(「共犯者」)。 プロのミステリ作家も注目の本格推理コミック第二十六弾。 個人的に、「夏のタイムカプセル」を本シリーズのベストに推します。いわ ゆる日常の謎を取り上げたエピソードで、本格テイストは薄い物の、ちりばめ られた手掛かりが次々につながり、一つの真実を浮かび上がらせる手際は見事。 ぞくぞくっと来ました。 同時に、ほろっとなりました。探偵役で主人公の燈馬想って、「人間の感情 には疎い」と設定されているのに、全然そんなことない。解き明かしたあとの フォローが、素敵だと思う。 もう一編の「共犯者」は、本格色が濃い作品。密室トリックに新機軸を持ち 込んだ意欲作とも言えましょう。詳しく書くとネタバレになるから、ちょっと だけ触れると……心理によるコントロールで密室を構成する、といった感じか な。枝葉末節の部分で、少し無理を通した点が惜しい。 村瀬の自首にしても、どんな裏があるのかと興味を引っ張られ、最後に「あ あ……」と、やられた感を味わわせてくれました。 そして本シリーズが、このレベルを長く保っていることに感服。基本的に一 人で話を作って描いているというから、また驚きです。 ではでは。
メールアドレス
パスワード
※ゲスト書き込みはアドレスGUEST,パスワードなしです。
※まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「◇フレッシュボイス過去ログ」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE