◇フレッシュボイス過去ログ #4018の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『そして名探偵は生まれた』(歌野晶午 祥伝社)14/5441 講演の依頼を受け、とある企業の保養所に招かれた名探偵の影浦。彼の存在 を嘲笑うかのように、その夜、企業の総帥が死体となって発見される。現場は 雪の密室の様相を呈していた。 意外な成り行きと結末が待ち構える表題作に加え、先に祥伝社400円文庫 として刊行された孤島物の『生存者、一名』と、館物の『館という名の楽園で』 を併せて収録した作品集。 表題作はパロディ以外の何物でもない印象。ひどい作品ではないのだが、表 題作にするには寂しく、物足りない感じ。もっとパロディを突き詰めて、何ら かの形で高みを見せてくれていたなら、もう少し高評価になったかもしれない。 残る二作は再読になったが、それぞれ独自色があり、かなりよい出来だと思 う。『生存者、一名』の引っ掛けはミステリ初心者向けで、『館という名の楽 園で』の館物に対する愛着は、マニア向けといったところか。 それにしても、400円文庫が二冊分で800円。本書(ハードカバー)が 1700円。差し引いた900円の値打ちが、書き下ろされた表題作にあるか と問われると、「うーん」と唸らざるを得ない……。 ではでは。
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