◇フレッシュボイス過去ログ #3999の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『殺人者の健康法』(アメリー=ノートン 著/柴田都志子 訳 文藝春秋) 11/3350 齢八十を超え、奇病にかかり余命二ヶ月と診断を下されたノーベル賞作家に、 ジャーナリスト達が関心を寄せた。 インタビュー申し込みを受けた老作家は、彼らを悉く撃退する。が、ある女 性記者の登場により、事態に変化が訪れる。 彼女の切り口によって明らかにされる、老作家の過去の秘密とは。 ミステリと思って読み始めたが、ミステリではなかった。その意味で面白く はなかったことになります。 女性記者の登場までが冗長で、原稿用紙三枚もあれば済みそうなことを、だ らだらとインタビュー形式で書き綴った感じを受けました。こんなことにペー ジを割くよりも、老作家の“作品”を、少しでも具体的に示すべきだったので はないか。そしてそれを伏線とすべきではなかったか……。 ミステリではないと承知していたなら、それなりの読み方をできたかもしれ ませんが(と言って、読み返す気は起きません)。 老作家の秘密は予想の範囲内にあるもの(帯でネタバレしているし)で、そ うなるとこちらの興味・関心は、どんな結末が待っているのかという点に絞ら れるかと思います。 で、それなりにあり得べき結末でしたが、そこに至る過程がいまいち弱いよ うな。理屈が弱いというか。そのため、もう一捻りあるのかと考えていたくら いで、捻りがなかったから肩透かしを食らった気持ちになりました。 まあ、中盤から終盤にかけて、記者と作家のやり取りが緊迫感に溢れており、 そこがよかったです。 ではでは。
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