◇フレッシュボイス過去ログ #3944の修正
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『冬の蝶』 著者 星新一 (早川書房 世界のSF28より) うーん、これは愚かだけど美しい人類の終焉を予感させる物語ですね。近未来500年が10 00年後、人類は快適な生活を営んでいた。チューブで輸送される服に、たばこを持つだ けで感知しタバコを発火させる快適さ。外は冬の時代を迎え生身ででたのならたちまち 氷ついてしまう。そんな中、主人公の夫は5センチのヒマワリに花を咲かせるように努 力している。原始的といえるものはもはや骨董と机だけ。自然とかけ離れた彼らがそん な生活を愚かと笑えるのだろうか。否、笑えない。私たちだって、生活ラインが地震と かで切断されるととたんに食料が消え、水が飲めなくなり、真っ暗な夜を不安げに過ご すようになるだろう。 過度に甘やかされ、自然とかけはなれた冬の温室の中の蝶は、凍えて死ぬだけだ。 だけど、この生活ラインの切断は一時の地域で起こったものだろうか。遠くのラジヲ局 (こんなところ昔の星さんスタイルですね)の放送が聞こえてこないところを見ると、 世界的なような気がする。 ただ助かるのはこの二人に飼われていた猿のモンを代表するペットたちが、主人公たち が死に絶えても生き残るような気がする。
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