◇フレッシュボイス過去ログ #3895の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
『鏡』 著者 星新一 (早川書房 世界のSF28より) 13日の金曜日、男は鏡を細工して、悪魔を呼び出すことに成功した。そして悪魔があ まりに情けないので夫婦で悪魔をいじめ、より残虐になることで、ますます日頃の鬱憤 が解消されていった。ところがその悪魔が鏡の中に逃げてしまった。夫婦がどうなった かは、オチなので話しません。 そろそろ星新一さんのレビューを書くのも疲れてきて、この鏡をどうやってレビューす るか悩んでしまった。そこでネット友人とチャットをしながらこの鏡の話をどう見てい くか聞いてみることにした。 どるちゃんの第一感想は、起承転結があって面白かった。でもそれだけだと小学生が書 く感想文みたいになってしまう。 そこでもっと内容を深く読んでみることにした。そうするとこの悪魔というのが実は、 夫婦の子供であって、夫婦は外での鬱憤を悪魔(つまり子供)に虐待を加えることで、 気分の安定をはかっていたのではなかっただろうか。そして悪魔(子供の死)によっ て、夫婦は自爆してしまう。今の幼児虐待として読むことができる。 また別の見方もできます。もともとこの夫婦が呼び出したのが悪魔だったことから、こ の悪魔が鏡の中に消えてから、夫婦はどんな反応を示すか悪魔にはわかっていたのじゃ ないだろうか。鏡の中で消えていく悪魔は笑っていたのではないだろうか。 頭の回転の遅いどるちゃんにはこれぐらいの連想しかできなかったけど、この鏡を読ん で100人が100人感想を書けば、また違った自分に合わせた感想を書くのじゃないかと思 う。 いろんな見方を星新一の物語からできるというのは凄いことだと思います。物語が人間 の本質に近いのじゃないかな。 漫画の神様が手塚なら、ショートショートの神様は星だと思う。そして少し前のSFの 御三家といえば、星、小松、筒井(ちょっと腹たつが。。。)だと思う。
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