◇フレッシュボイス過去ログ #3413の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『六月はイニシャルトークDE連続誘拐』(霧舎巧 講談社ノベルス) 15/6441 霧舎学園の図書館の棚に、私製版と思しきノベルスが二冊、勝手に置かれて いた。それらのタイトルは、『私立霧舎学園ミステリ白書<四月・密室>』と 『私立霧舎学園ミステリ白書<五月・アリバイ崩し>』となっており、霧舎学 園でこの二ヶ月間に起こった事件を、小説化したものらしい。また、図書館の コピー機が紙詰まりを起こしており、引っ張り出してみると、何かの図面。さ らに、そばには、手書きのメモが落ちていた。それらの手がかりから、誘拐が 計画されていると推測した琴葉らだが、警察署長である母に連絡をした矢先、 彼女達自身が誘拐されてしまう。 意表を突く幕開け、奇妙な展開、そして最後に意外な真相が待ち受ける。こ れぞ、新本格の誘拐ミステリ。霧舎学園シリーズ第三弾。 目新しい趣向を生み出そうという工夫を、まず買います。お約束の、型には まった中で技を競い合うのも面白いけれど、原っぱでボール遊びを始めたら、 最後は竹とんぼとブーメランで対決していたみたいな、先の読みづらいミステ リもいいものです。 タイトルに「イニシャルトーク」とあるように、本作はイニシャルがキーと 一つになっています。もちろん、ミステリとして理由あっての仕掛けで、なか なかユニーク。まあ、「犯人、こんなことせんでもええやん」という気はしな いでもありませんが。 不満もありますが、特に大きいのは、同じ作者の他の作品を読んでいないと 分かりにくい内容になっている点。しかも、その作品というのが、本作と同じ シリーズの『四月・』『五月・』ではなく、別のシリーズの一作とくるから、 意地が悪いというか何というか。両シリーズのつながりがどうなるのか、とい う興味はありますが、やはり本作だけで容易に理解できる作りにしてほしい。 それからこの犯行、たとえ成功していたとしても、あとから調べれば確実に ばれるんじゃないかな。計画的なんだかそうでないんだが……。 とは言え、読んでいる間は引き込まれました。他の作品との絡みもあって、 気軽には勧められないものの、気楽に読める一品。 ではでは。本日は出先にて、用意していた感想文を。
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