◇フレッシュボイス過去ログ #3196の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『ふたり探偵』(黒田研二 光文社カッパノベルス)15/5451 無関係の人々を次から次へと殺害し、Jのペンダントを残していくシリアル キラーJが、世間を騒がせていた。 そんな折、ムック本を出すため北海道での取材を終えた一行は、寝台特急カ シオペアに乗り込んだ。他の面々が楽しんでいる中、向河原友梨は、同僚の笹 川耕平がシリアルキラーJの次の犯行を言い当てた後、失踪したことが気にな って仕方がない。友梨の婚約者・胡田は、Jの事件を担当する刑事なのだ。 食後、酔って気分を悪くした友梨の携帯電話が鳴る。Jを追っていた胡田が 爆発に巻き込まれ、意識不明の重体に陥ったという。 愕然とする友梨に、やがてある不思議なことが起こった。胡田らしき男が、 彼女の身体に取り憑いたのだ。 前代未聞?のコンビ探偵が、走る密室と化した寝台特急内で起きた密室事件 に挑む。 えー、本の感想では初めてになります、ネタバレ注意。真相には触れていま せんが、推理する上で浮かぶであろう仮説を潰すという意味で、ネタバレ。 何かが仕掛けられていることは、すぐに察せられます。伏線もくどいぐらい に敷いてくれているから、否応なしに気付くでしょう。それらが意味するとこ ろがきれいに一つにつながり、真相に行き着く。SF的な設定をしつつも、本 格推理の王道を突き進んだ感じかな。頭の体操にあるようなパズルやパラドッ クスのネタを二つ、うまく取り入れている点もグッド。 んで、私は、最終章に差し掛かった段階で、大体の見当が付いたのですが、 自分の推理に自信が持てませんでした。というのも、ヒロインに憑いた刑事の 言葉を信用していいのかどうか、判断できないため。当然ながら、ヒロインは 婚約者を信頼しており、立派な刑事だと思っている。でも、読者は頭から信じ 切れない。恋人の身体に乗り移ったのをこれ幸いと、嘘を言い、ヒロインの身 体を使って殺人をするつもりかもしれない。 刑事がヒロインの心中を読めるかのような描写が一箇所あったのも、疑いを 強くしました。ヒロインは刑事の考えを読み取ることはできないが、その逆は 可能となれば、刑事はいくらでも悪巧みできる訳で。 他にも詳しくは書けないけれど、描写にやや疑問あり。その辺りの細かい点 をクリアにした書き方をしてくれていれば、もっと高い評価になったでしょう。 ではでは。
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