◇フレッシュボイス過去ログ #3078の修正
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★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『密室の鎮魂歌』(岸田るり子 東京創元社)14/6341 気鋭の女流画家として知られるようになった友人・麗子の個展を観に来た麻 美は、連れの由加がとある一枚の絵の前で、突如悲鳴を上げるのを聞いて驚く。 由加に尋ねると、この絵を描いた人物は五年前、密室から失踪した夫の居場所 を知っているに違いない、と言う。しかし、麗子は否定し、由加の夫との接点 も一切なかった。 そしてこの一件をきっかけとしたかのように、密室殺人が起こった。それは 一つに留まらず、関係者が次々に襲われるが、真相は一向に見えてこない。由 加の失踪した夫が背負っていた秘密に、全てを解き明かす鍵がある? 第十四回鮎川哲也賞受賞作。題名の「鎮魂歌」はレクイエムと読ませます。 謎の設定はいいんだけれども、盛り上がりに欠ける。淡々とした筆致や続発 する密室事件に関する書き込み不足等で、いまいちのめり込めなかった。登場 人物の誰にも感情移入できなかったし、魅力をさほど感じなかったのも大きい。 特に、女性キャラが嫌らしくて生々しくて。その辺り、いかにも女性の書き手 らしいと言えるのかもしれません。 あと、作者は毒物に関する知識がどうなんだろ。てっきり、伏線だと思って いた箇所が、作者の単なるミスで終わってた(と思う)。 ついでに、三つ目の密室の謎解きが不完全な気が……。書いてある通りだと すると、何で第二の鍵までロックする必要があったのか、分からんです。 何となく、大人になってミステリを好きになった人が、こうすれば書けるな という風にして書いた作品てな印象を受けます。新人賞らしからぬ、平均的な、 公式から生み出されたようなミステリ。まあ、謎の設定に独創性はあるものの、 それだけではちょっと食い足りない。第二作以降も、この独創性を維持してい くようなら、続けて読んでもいいかなと思いますが、何となく期待薄。 ではでは。
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