◇フレッシュボイス過去ログ #2921の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』(霧舎巧 講談社ノベルス) 13/5431 ゴールデンウィーク真っ直中の五月頭、霧舎学園のパソコン準備室で、女性 の遺体が発見される。彼女は衣服を一切身に着けていないばかりか、全身をピ ンク色のペンキで染めていた。折しも、琴葉は<ピンクと水色の伝説>という 恋にまつわる噂をメールで受け取っていた。事件は見立て殺人の様相を呈して きた? さらに、準備室の隣のパソコン教室では琴葉、小日向、頭木達がいた ために、現場は一種の密室と化していたことも判明する。 学園ラブコメと本格ミステリの合体、霧舎学園シリーズ第二弾。 タイトルに含まれている通り、アリバイ崩しのミステリなのに、上記の粗筋 でアリバイについて全く触れていない(苦笑)。作者、欲張り過ぎ。 よくも悪くも、金田一少年の事件簿的。あの漫画を小説に起こした感じかな。 ただ、このレギュラーキャラクター達、ちょっときついなあ。漫画で読む分に は我慢できるんだろうけど、小説だと、第二作目にして早くもついていけない というか、鬱陶しいというか、飽きてきました。 仕掛けとしては、前作ほどではないものの、標準レベルはクリアしてるでし ょう。推理の道行きに強引な箇所もある気がするけれど、とりあえずテンポ優 先、名探偵っぽさ優先。 本格ミステリの割に、データがころころ変化するため、巻き込まれ型のミス テリみたいな味わいになってる。特に、途中、事件は殺人ではないという風な 断が一時的に下されるため、何となく拍子抜け。そのあと犯人だの犯罪だの言 われてもぴんと来なかった。これは物語の盛り上げ方を間違ってる気がする。 この辺りを調整して、全体を引き締めたら、もう少し面白くなったんじゃな いか、と思える作品でした。 ではでは。長いタイトルだ〜。
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