◇フレッシュボイス過去ログ #2878の修正
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★内容(1行全角40字未満、500行まで)
映画や小説、漫画などで、常に余裕の態度でいるキャラって、割と出て来ま すよね。そいつが善玉・男なら、基本的に線の細い二枚目で、マイペース。ス ポーツ物、あるいはSFやファンタジーでの魔法バトル系の物語だと、まず負 けないタイプ。 不思議なのは、SFやファンタジーの場合、そいつが初対面の敵に対しても、 余裕の態度でいられるってこと。相手がどんな能力を持っていて、どんな攻撃 をしてくるのか分からないのに、どうして自信を持っていられるのか。余裕の 態度が見せかけというケースは滅多にないし。 相手の心を読める能力の持ち主なら、ある程度の余裕を持てるでしょうが、 万が一にも、敵の能力が、「心を読む能力をだます能力」だったらと考えると、 完全に余裕を持っていられるはずもなく。 この辺り、詳細に設定してカバーしないと、おかしなことになるような。 やはりファンタジー系で。 主人公の少年が、正義のグループの仲間に入る段に、先輩の一人が「力を試 してやる」とか言って、一種の乱取りみたいなことをし、お互いを認め合うっ てなエピソードがよくありますが、これにしても二人の力量差が実は物凄く開 いていて、どちらかが死ぬか瀕死の重傷を負うかもしれないはずなのに、そう いう作品には出逢ったことがありません。せいぜい、弟子が師匠越えを果たす とき、師匠を死なせてしまう、ぐらいかな。 たまには、少年が先輩を死なせてしまうパターンがあってもいいんじゃない かと思わないでもなし。 ミステリにもあるです。 いわゆる素人名探偵が活躍する本格ミステリの場合、犯人を名指しするに当 たって、何であんなに自信満々で臨めるのか。いくつかの手がかりから論理的 に導き出したと言っても、それらの手がかりが真犯人の偽装である可能性を排 除できない。 読者なら、「地の文に書いてあるからこれは間違いなく、真の手がかりだ」 という判断ができるけれど、作中人物にはそんな便利なヒントは与えられない。 だから本来、名探偵が犯人を指摘するときは、おずおずと「あの、これでい いと思うのですが……」ってな風にしないと、現実味がありません(笑)。 全てはそれぞれのジャンルにおける「お約束」に帰することと思うので、上 記のような物語はだめだ、と言っているのではないです、念のため。 ではでは。
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