◇フレッシュボイス過去ログ #2877の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『サム・ホーソーンの事件簿3』 (エドワード・D・ホック 作/木村二郎 訳 創元推理文庫)13/5341 男は殺人の罪を告白する走り書きを遺して自殺したが、遺書の中で犠牲にな った町長は、ぴんぴんしていた。さらに翌日、映画館のオープン記念行事に参 加した町長が、個室内で狙撃されるが、どこから弾丸が飛んできたのか皆目分 からない(「防音を施した親子室の謎」)。雨を避けるために幕で覆われた干 し草の山のてっぺんにあった遺体は、その幕を掛けた当人だった(「干し草に 埋もれた死体の謎」)。五人兄弟の空中ブランコ乗り。演技を披露している最 中、一人がいつの間にか消えてしまった(「消えた空中ブランコ乗りの謎」)。 数々の不可能犯罪に医師のサム・ホーソーンが挑む、お馴染みの短編集。 同一キャラクターによる本格推理短編集も、三冊目ともなると、息切れが感 じられます。謎の設定の仕方には工夫が見られるものの、解決のくだりがいま いちぴりっとしません。どこかで見たような謎解きが多かったのも確かです。 その代わりなのかどうか、今回はレギュラーキャラクターの身に劇的な変化 が起きるエピソードが入っていました。読者がホーソーン物に求めているもの とは違うけれども、これはこれで面白い。この変化がシリーズのアクセントに なり、今後の新たな展開につながるものと期待して、四冊目が出版されたら読 むことになるでしょう。 ではでは。
メールアドレス
パスワード
※ゲスト書き込みはアドレスGUEST,パスワードなしです。
※まだアドレスを登録してない方はこちらへ
メールアドレス登録
アドレスとパスワードをブラウザに記憶させる
メッセージを削除する
「◇フレッシュボイス過去ログ」一覧
オプション検索
利用者登録
アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE