◇フレッシュボイス過去ログ #2803の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『猫丸先輩の推測』(倉知淳 講談社ノベルス)19/6562 連夜に渡って届く悪戯電報。花見の場所取りに頑張る新入社員に絡んでくる 人々。三十枚ものポスターの迷い猫の顔がスプレーで塗りつぶされる謎。商店 街に建ち並ぶ露店に続けざまに行われる悪戯はスーパーの妨害か? 動物園で ひったくりを追い詰めるも金が消える。クリスマスイブに往来を次から次へと 疾走していくサンタクロース……。 「本当に真実かどうかは判らないけれど、僕なりの解釈でいいなら」 小柄でまん丸な目に年齢不詳の童顔男の猫丸が、そんな台詞を口にするとき、 日常に転がる何気ない出来事の数々に、思いも寄らぬ答が与えられる。 大仰な事件は起こらないし、どうだと居丈高に用意された謎もない。しかし、 一見何もないように思えるところから、真実らしきものを示してくれる。それ はあたかも、砂金採りのようで、隠れていた出来事が現れる瞬間といったら、 何故かしらどきどきわくわくします。 キャラクターは、猫丸の印象が強すぎるけれども、その他の面々もしっかり とこしらえてあって、どこにでもいそうな、感情移入しやすい人達になってい ます。 本格推理の妙を味わえると同時に、物語としても読ませる。ユーモアがあっ たり、ほっとさせられたり、あるいは共感を覚えたり。作者の幅の広さも併せ て堪能できること請け合い。 血の苦手な人にお薦めできる短編集です。 ではでは。寝てた。大慌てで書き込み。
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