◇フレッシュボイス過去ログ #2801の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
・『アルファベット・パズラーズ』(大山誠一郎 東京創元社)17/5651 自宅の屋敷に客を招き、英国式お茶会を催すことを常とする女性翻訳家が、 あるとき突然、お茶会で缶紅茶を出した。不思議に感じた明世に、その屋敷の 家政婦がそっと教えてくれる。「奥様は、わたしが毒を入れると思っていらっ しゃるんです」 女性翻訳家はやがて毒死し、近くに転がる缶紅茶からは毒物 が。“毒殺妄想症”の被害者に、毒を飲ませることは可能か?(「Pの妄想」) アルファベット一文字を題に入れた三編からなる、ロジックと意外さに溢れ た作品集。 優れた本格推理小説を読むと、最後までだまされても悔しくなく、逆に嬉し くなってしまう。いちゃもんをつけようと思えばできるけれど、そんなことは 気にならなくなる。本書はそういった作品の詰まった一冊。 ミスディレクションが巧みで、多分、ミステリマニアであればあるほど、引 っかかるんじゃないかな。ミステリとしての主眼がここにあると見せかけて、 実はこちらにありますよ、という感じ。 作者は元々、翻訳家として世に出たそうな。 このレベルを維持した続編を、残りのアルファベット二十三文字分、書いて くれることを期待! ……なんだけれど、色々と難しいだろうなあ、設定的に。 ではでは。
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