◇フレッシュボイス過去ログ #2555の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
川口浩探険隊を堂々と流してましたから。 記憶力に関連して。 以前書いた気がするけど、記憶力が抜群にいい人っているもんで、そういう 人は、他人も自分と同様の記憶力を持っていると疑いもしないことがあるとか。 そんな記憶力抜群の人が作家をやると、出て来る登場人物がみんな無茶苦茶 に物覚えがよくて、不自然な物語になってしまう場合が見受けられるそうで。 たとえばミステリだと、出生の秘密を調べるため、お年寄りを訪ね歩くと、 会う人誰もが、五十年以上前の大して印象に残るはずもない出来事を、「ああ、 あれは昭和**年の六月十五日のことだった」などと鮮明に覚えていたり、あ るいは轢き逃げの目撃者探しで、複数の証人が一瞬の出来事を正確かつ詳細に 証言したりと、不自然な展開を平気でさせてしまう。 読者は読者で、「この記憶力のよさは尋常でないから裏があるに違いない」と 深読みして、でも最後まで何の仕掛けもなかったら、肩すかしを食った気分に なって読後感は悪くなる。双方にとって損。編集者がチェックすべきこと…… なのかな。 これも昔書きましたが、自分にとっての当たり前が、一般にとっての当たり 前かどうかは、なかなか判断しづらいもの。己の常識を作品に反映させる(大 なり小なり反映させざるを得ないと思うけれど)ときは、結構注意が必要です よね。 まあ、作者が想定するジャンルの読者に限っての常識であればいい、という 事項もあり、そういうのはさして意識せずに達成できるはずなので、一概には 言えませんが。 ではでは。
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