◇フレッシュボイス過去ログ #0797の修正
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本の感想>『見えない精霊』(林泰広 光文社カッパノベルス)20/6662 誰にも撮れない写真を撮ることに執念を燃やし、常に実現してきたカメラマ ン“ウィザード”。彼が新たにターゲットとしたのは、インドのジャングル奥 深くの村にいる大シャーマン。飛行船で仲間三名とともに村へ乗り込んだウィ ザードは、策を用いて撮影に見事成功したが、タブーに触れたため、村の長老 から「精霊によって死を迎える」と告げられる。このことをも承知していたウ ィザードは、論理を武器に取り引きをはかるが、決裂。長老が招き寄せた少女 が、精霊を呼び出し、不可能状況下でウィザードらを順に殺害してみせるとい う。宙に浮かぶ飛行船内で、ウィザードと“精霊使い”の対決が始まり、やが て殺人が……。第一回KAPPA−ONE登竜門受賞作。 凄い。デビュー長編でこれか。“謎を構築する努力”の項目なんて、6点満 点を突き抜けて、10点、20点を付けたっていい。敗れて悔いなし。(^^; ミステリを読んで、これほどどきどきしたのは久しぶり。本当に精霊の仕業 としか思えぬ状況で、ウィザードの仲間達が次々と殺されていき、どういう風 に“着地”するんだ?というぐらぐら感。また、人が死ぬ度に、ウィザードと 少女が論理の罠を張り巡らせ、知恵を絞っての対決が、緊迫の度合いを高める。 読者への質問状が二度に渡って挿入され、そこで示される解くべき謎の多さ に、軽い眩暈を覚えましたが、二度目の質問状に大きなヒントがありまして、 私はそのおかげでようやく察しが付きました。いやあ、作者がこのトリックを 思い付いたこと自体素晴らしいけれど、思い付きを小説として結実させた構想 力もまた称賛に値する。 犯人が、果たしてこれほど臨機応変に対処できるものか?という疑問がなく はないけど、機転の利く人っていますからね。許容範囲でしょう。 ではでは。
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