◇フレッシュボイス過去ログ #0745の修正
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親文書
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源氏を複数の人間が書いたのではないかという説は語彙がどういう頻度で用いられてい るかというような形で研究されていますね。大きく分けて本筋をなす「紫の上系」と外 伝めいたおもむきをもつ「玉鬘系」に分かれるのですが、少なくとも「玉鬘系」は紫式 部とは別人が書いたのではないか、という説があります。 源氏物語は朱子学的感覚から見れば「謀反の書」ということで、江戸時代の儒学者など は白眼視しておりました。何と言っても、帝(桐壺帝)の妃(藤壺の中宮)と臣下(源 氏)が姦通し、そればかりかあまつさえその間に生まれた不義の子(十の宮、後の冷泉 帝)が帝位につくという内容なのですから。 けれどもそんなことが言われるようになったのは後世に入ってからのことで、同時代 (一条朝)においてそのことを指摘した人はいなかったようです。きっと、あんまり面 白かったのでうっかりしていたのだと思いますよ(^^) 源氏物語は言うまでもなく日本が世界に誇る文化遺産ですが、そればかりでなく、日本 史に与えた影響も大きいと思います。つまり朱子学的観念論よりも現実の情を重視する という、日本人のメンタリティの形成に少なからず関与したのではないか、と。 東アジア諸国でしばしば見られる不毛な正邪論から日本が免れてきたのは、理屈だけで はどうにもならない巨大な情念の姿を源氏物語が描ききった、そして読者はそれに圧倒 されてきた、ということも大きいのではないか、とまあ、これは「源氏万歳論者」の贔 屓の引き倒しかも知れないですが、そう思わないでもないです(^^)
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