◇フレッシュボイス過去ログ #0700の修正
★タイトルと名前
★内容(1行全角40字未満、500行まで)
「『クロック城』殺人事件」(北山猛邦 講談社ノベルス)/16(6451) 壁面に巨大なダイアルクロックを持つ三つの館――正確な時を刻む現在の館、 十分進んだ未来の館、十分遅れの過去の館――からなるクロック城で、惨劇が 起こる。未来の館と過去の館でそれぞれ殺人が発生し、切断された犠牲者の頭 部は、現在の館で見つかる。犯行当時、各館は行き来不可能だったはずなのに。 舞台は終末を約束された世界。その世界を救うべく、<真夜中の鍵>を求め て暗躍する二つの勢力、SEEMと十一人委員会が鎬を削る狭間で、探偵の南 深騎が“引き当てた”真相とは? メフィスト賞作品てことで、新人作家なのですが、文章はまずまず。登場人 物もそこそこ魅力的なんだけど、キャラクターの書き分け自体に難があるのか、 こいつは誰だっけ?といちいち確認しながら読み進めました。設定が先走って しまったということかしら。 内容の方は、霊が当たり前のように存在する世界設定で、どうなることかと 不安でしたが、本格推理に枠に収まったエンディングで、満足。殊に、首の切 断理由はかなりユニークで、思い至らず。 探偵役が探偵する動機が、弱いような気がしないでもない。トリックも、別 にこうじゃなくてもかまわないじゃないかと思うが、まあいいや、面白いから。 SFっぽい設定が好きな人にお薦めのミステリです。 ではでは。
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