◇フレッシュボイス過去ログ #0490の修正
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あの読了コメント、不如帰さんが書かれたものでしたか。改めてありがとう ございます。 書き込みの失敗は誰にでもあり得ることですので、お気になさらず、これか らも積極的に書き込んでいってくださいね。 本の感想> 今回から試験的に、お薦めポイント(20点満点)を付記しました。 採点は、よそさまのHPに倣って要素別とし、私の読書傾向が推理物に偏っ ていることから、以下の四項目を設ける。 A:謎や趣向、意外性を構築する努力 <6点満点> B:物語る技術。小説としてどうか <6点満点> C:設定(世界観やキャラクター等) <6点満点> D:見事に騙された。感動した <2点満点> 表記は、総得点(Aの点 Bの点 Cの点 Dの点) とする。 また、満点を出すことを躊躇しないよう、実際は30点満点ぐらいの気構え でつけていくつもり。 てことで、一本目は満点作品の登場だっ。 『クビキリサイクル』(西尾維新 講談社ノベルス)/20(6662) “鴉の濡れ羽島”。 そこへ幽閉された令嬢の退屈しのぎのために、天才達が招かれる。 科学の天才、絵の天才、料理の天才、占いの天才、そして工学の天才の五人 が島に揃ったとき、惨劇の幕が上がる。地震の直後、天才の一人が首を切断さ れた死体で見つかったのだ。 工学の天才“青色サヴァン”玖渚友の世話役として付いて来させられた“戯 言遣い”いーちゃんは、犯人の悪魔的意図を見破れるか? キャラクターがみんな立ってるなあ。台詞も時折、ぞくっとするほどの切れ 味でもって光ります。舞台に孤島を選んだことに必然性はあるし、トリックに も、まずまず無理がない。デビュー作にしてこの手腕。いやはや、素晴らしい。 密室トリックの解明が、天才が集まっている割には遅いというのがあるけれ ど、これは大団円のためには仕方ないか。あと、メイドさん達の能力もね、普 通の枠を超えていますが、ま、いいでしょ。面白いんだから。 物語がしっかりしているけれど、それでも本作はキャラクター先行型の小説 だと思います。こういうキャラクター達は多分、らいと・ひるさん好みではな いかと。(^^) お薦め。もちろん、その他の方にも。 『怪人対名探偵』(芦辺拓 講談社ノベルス)14(5441) 昔懐かしの乱歩少年物風本格推理。 ※訳あって、叙述的に正確な粗筋紹介がとても難しいため、これだけで失礼。 犯人に意外性がない。物語の途中で示された仮説の一つが、何の工夫もなく そのまま真相だなんて。 作中、一つのちょっとしたアイディアが盛り込まれていましたが、活かしき れなかった印象が強いです。遥かに面白くできたはずなのに、もったいない。 少年探偵団や怪人二十面相、ホームズ、ルパンといった物語に、我々はもっ と胸躍らせ、わくわくしたはずだ。本作がこれらよりも本格推理としては優れ ていたとしても、物語として劣って見えるのは、何かが欠けているからだと思 う。読んだときの年齢のせいばかりではない。 ではでは。お題募集中。
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