◇フレッシュボイス過去ログ #0374の修正
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関係ないけど、アニメの感想が二回ほどで尻切れとんぼになったのは、父の 退院により、見る時間があまり取れなくなったため。 漫画> どれか一つを選ぶというほど広く漫画を読んでいない私が語るとしたら、推 理漫画のジャンルかな。 『Q.E.D.』(加藤元浩 講談社コミックス)という当たりを見つけて 以来、前にも増して推理漫画には関心を持っております。 ここ最近見つけた分にコメント。決して最高レベルの作品という訳ではない けれども……。 『探偵学園Q』1〜4巻(絵 さとうふみや/原作 天樹征丸 講談社コミッ クス)。かの『金田一少年の事件簿』と同じスタッフによる作品。 『金田一少年・』と同様、横溝テイストなのはまあいいとして、無理筋の傾 向が強いのはいかがなものか。 あと、これは本作に限った問題じゃないけど、犯人がわざと残した手がかり と、そうでない手がかりの区別の仕方が曖昧。 最初のエピソードに出て来た密室トリック、似たような原理を考えていただ けに、ちょっとショック。まあ、形が違うので全く使えない訳ではないが。 『スパイラル』1〜6巻(画 水野英多/作 城平京 エニックスガンガンコ ミックス)。推理小説家が(名を明らかにして)原作を務める注目作。 絵が……辛い。筋の方も、何故疑いを持ったのか、何故そう推理するのかの 伏線が弱く(伏線がない場合もある)、もう一歩ってところ。要するに、手が かりをきちんと示してほしい。絵による示し方が小賢しいというか、凄くアン フェアな印象がある。主人公の少年探偵が「AがBである」ことを元に推理す る場面があるが、それまでのストーリーで「AがBである」ことが示されたの は読者に対してであって、少年探偵自身は「AがBである」ことを認識できて いないはず――というような不可解なケースも。被害者はダイイングメッセー ジを残すが、何故犯人の名を記さず、別のことを書いたのかの説明がない。 ただ、物語を貫く一つの大きな謎が設定されており、その解決が本作のテー マとなる模様。これはミステリには目新しく、興味深い試み。 『少年探偵彼方ぼくらの推理ノート』1〜?巻(画 井上いろは/作 夏緑 エニックスギャグ王コミックス)。これも小説家が原作を務める作品。 推理クイズ集の趣。短い話がいっぱい詰まっていて、いずれも問題編と解決 編に分かれている。子供向けの印象が強いが、謎自体は結構難しい。漫画とし てはどうかな。推理クイズを絵で表したという感じか。 読了>パパさんの『お題>お・ん・が・く』 先に、読んでいて、ふっと引っかかった箇所の指摘です。引用に際しては当 方の都合で加工をする場合がありますが、ご容赦ください。 @引用開始(指摘付き)@ 森閑とした林が開けると裂け目からホテルが見えた。小川にかかったコンクリ ↑ 誤りではないけれど、林を形容するなら「深閑」の方がいいかも 妻の身体は傘を抜け、雨に洗い流されていく。傘を閉じて、私も妻に会わせて ↑ 「合」 雨がやみ、雲間から木漏れ日が差す。 ↑ 雲間から差し込んできた光が木の葉の間を通ることで木漏れ日になるのでは @引用終了(指摘付き)@ もう一つ。これはほんと、どう判断すべきか、純粋に分からないんですけど。 「霞がかった記憶のベールの中、思考の糸をのばしてもはっきりとは思い出 せない。」の箇所。 ベールの向こうにあるからこそ、ぼんやりとして見えずらいのであって、ベールの中 になら、はっきりしているような気がしないでもない……。 “ベールの中”という表現では、「主体」と「記憶」が、同じベールの中に 存在している。 “ベールの向こう”と表現すれば、「主体」と「記憶」の間に障壁がある。 というのが私の感覚なんですが、間違ってる? 間違ってる気もする。(^^; ストーリーの方は、非常に情緒的な佳編ですね。SFやギャグテイストの作 品が書ける一方で、こういう作品も書けるのは、大きな武器になるはず。 反面、分量・物語ともに物足りなさも。もっと書き込んで長い物にして、そ こから刈り込むと、濃密なよい作品になったかも。 うーん、抽象的ですみません。 それから、私の個人的好みになりますが、やっぱり伏線が欲しいです。終盤 で明かされる事実に、いささか唐突な感じを受けました。 ではでは。
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