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●お題>双子 1 憑木影
(322行)
「ようこそ、よく来てくださいました」
その人は、思ったより穏やかな物腰で、しかしとてもしっかりした口調で言った。
もっとも、その声は彼がつけている仮面によって不明瞭なものになっていたが。
◆●長編 #0145 2003/04/28
●お題>双子 2 憑木影
(331行)
原稿はそこで終わっていた。私は仮面の男に問い掛ける。
「ここで終わりというわけではないのですよね」
仮面の男は、頷いた。
「ええ。残念ながら、まだそこまでしか書けていないのです。続きはまた明日、あな
◆●長編 #0146 2003/04/28
●お題>双子 3 憑木影
(463行)
そして私は仮面の男のところにいた。
「ようやく書き上げることができましたよ」
仮面の男は満足げにいうと、私に原稿用紙を手渡した。私はその原稿用紙を受け取
◆●長編 #0147 2003/04/28
●お題>双子 4 憑木影
(128行)
私は読み終えた原稿用紙を机におく。
「やはりこれは、私の物語でしたね」
「思い出されましたか?」
仮面の男の問いかけに、私は答える。
「はい。これは基本的には私が書いたもの。私のノートパソコンにあった文章を改稿
◆●長編 #0148 2003/04/28
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