AWC “冥界のワルキューレ1     憑木影 ” の続き 一括表示
7件が見つかりました。1件から7件目です。

●冥界のワルキューレ1     憑木影   (463行)
 そこは、闇の中だった。  その闇は下方へ向かうにつれ、次第に濃くそして深くなってゆき、上方へ向かうと 次第に明るく薄暮の世界になってゆく。そこは巨大な筒の内側のような場所だ。
◆●長編 #0136 2003/04/04


●冥界のワルキューレ2     憑木影   (481行)
 死体の山が築き上げられ、ついに白い肌の獣たちは全て死んだようだ。 「おい」  バクヤは、エリウスの肩に手をおく。  ぞくりと。  バクヤの背筋が凍る。  そのあまりの美しさに。
◆●長編 #0137 2003/04/04


●冥界のワルキューレ3     憑木影   (468行)
 突然。  音が死んだ。  ブラックソウルは片手をあげる。  全ての音が消えていた。まるで、時間が止まったようだ。私たちは突然、闇の中に 裸でほうりだされたように不安になる。
◆●長編 #0138 2003/04/04


●冥界のワルキューレ4     憑木影   (467行)
「あらら、見つかったよ」  月影が暢気な声を出す。 「まあ、しかたないわな、予定通りや」  莫邪はそういうと、円盤状のものを十枚ほどとりだした。 「前後からくるよ」
◆●長編 #0139 2003/04/04


●冥界のワルキューレ5     憑木影   (477行)
 エリウスの言葉を無視して、ヴェリンダはゆっくりと黄金の林檎へ近づく。それを 封印するための呪文を唱えながら、両手を差し出す。  その時。  銃声が轟いた。
◆●長編 #0140 2003/04/04


●冥界のワルキューレ6     憑木影   (266行)
 そこは荒野だった。  血で染め上げられたような真紅の太陽が、瓦礫に埋もれた廃墟の向こうへゆっくり 沈んでいく。まるで巨獣の屍のような塔の廃墟が、紅い天空めざし聳え立っている。
◆●長編 #0141 2003/04/04


●冥界のワルキューレ7     憑木影   (285行)
 フレヤはラフレールが消えた大地が、金色に輝きはじめているのに気がついた。そ の輝きは急速に強くなってゆく。  フレヤはあまりの眩しさに、数歩下がった。光は一つの形を整えつつある。それは
◆●長編 #0142 2003/04/04



新しい順に表示



オプション検索 利用者登録 アドレス・ハンドル変更
TOP PAGE