AWC 馬謖の職場   永山



#3625/3651 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (AZA     )  25/09/20  17:10  ( 28)
馬謖の職場   永山
★内容
 NHK−BSでドラマ「三国志外伝 愛と哀しみのスパイ」の第一話と第二話を観ま
した。
 内容については、タイトル通り外伝らしく、歴史的にメジャーな人物の登場は控えめ
で、(多分)創作だと思われる密偵達が主役。街亭の戦いの直後ぐらいからが描かれて
いくみたいです。“街亭の戦いの敗北は、蜀が魏に送り込んだ密偵からの情報に誤りが
あったせいためだった!”とぶち上げて、スパイ物になっていく。
 で、詳細な感想を綴るのではなく、序盤も序盤の展開を観ていて、ふと思い付いたこ
とをメモを兼ねて書き込みのネタにしておこうかと。
 街亭の戦いといえば、馬謖が命令に背いて無茶をした結果、蜀が敗北し、諸葛孔明は
馬謖の才を惜しみつつも処分した、いわゆる「泣いて馬謖を斬る」の逸話で知られる出
来事。そのシーンを観ていて、先の展開を想像して、「はっ!? もしかして、馬謖は
処刑されたように見せ掛けて、実は諸葛孔明の策略により活かされ、スパイとして用い
られた――という設定で行く?」と思ったんですが……第二話まで見た限り、そんな気
配は微塵もなく。(^^;
 そこで、もしこの思い付きがオリジナルなら、いずれ史実をよく調べて書いてみるの
もいいかも、なんて考えたのですが、そもそも先例がないかどうかの確認が難しそう。
試しに、複数の生成AIに質問を入力してみたら、「馬謖が実は生きていて」「その後
スパイになった」の二点で合致する作品はない、という点は一致してた。(^^)
 でも生成AIの一つは、「馬謖が実は生きていて」という設定に限れば、そのような
創作は珍しくも何ともない、みたいな答を返してきたので、かなり趣向を凝らさないと
先行作品に似たり寄ったりになるのかな。

 何にせよ、もし書くとしたらとりあえず、馬謖がもう決して慢心しないと信じられ
る、心を入れ替えたことを確認するエピソードがほしいな。
 あと、キャラ付けで山登りが嫌いとか、水筒を手放せない(街亭の戦いでは囲われて
水で苦労したらしいので)とか(苦笑)。

 ではでは。




#3626/3651 ◇フレッシュボイス2    *** コメント #3625 ***
★タイトル (AZA     )  25/09/21  17:21  ( 31)
馬謖の職場の続き   永山
★内容
 昨日の書き込みのネタ「馬謖が実は生き延びて密偵になった」案、今の自分では書け
ないだろうし、この先月日を経てミステリ以外に手を広げる余裕があるかどうかの自信
もない。(^^;
 なので、生成AI(CopilotのGPT5)に「こんなの思い付いたんですけど
〜」って感じで入力して、大まかな粗筋及び概略を小説にした極短いテキストを作って
もらったです。
 で、読んでみると、思いの外面白い。(^^) 小説としては分量が全然足りず、脳内で
補って読む訳ですが、自分自身で設定をしているので、脳内保管もすいすい行く(笑)。
 当初は、馬謖が密偵活動をすることのみを提案したので、蜀は多少巻き返すものの結
局は史実通りに破れる展開でした。
 そこで、どうせなら歴史IFを徹底させようと思い付き、「五丈原で病に伏せった諸
葛亮が先は長くないと悟り、馬謖を呼び戻して後継指名する。そして最終的に蜀国が覇
権を握る」という案で書いてくれるよう入力してみた。
 さすがに、魏の国が滅ぶ場面はなかった(描くとしたらかなり無理を通す必要があり
そう)けど、五丈原で馬謖率いる蜀が司馬懿率いる義軍を撤退に追いやるくだりは、そ
れなりに説得力があったように感じたです。「五丈原から撤退する義軍を、馬謖が街亭
で罠に掛けて圧倒する」という二重の意味で雪辱する展開は胸熱です……が、これもさ
すがに距離や経路などに無理がありすぎて、そのことを指摘する代案を出してきまし
た。
 そういった細々とした齟齬を直せば、結構行けそうな気がする。誰か書いて。(^^)

 が……。
 生成AIに書いてもらうのと並行して、類似設定の作品についてあれこれ調べる試み
を続けていると、伴野朗の小説『呉・三国志』の「北伐の巻」で、「馬謖は処刑されず
実は生き延びて密偵になった」設定が用いられているらしいことが判明。うわ、やはり
先例があった。
 幸いと言っていいのか、『呉・三国志』は三国の内の呉を主役に据えた作品で、馬謖
のくだりはサイドストーリー的扱いのようです。密偵・馬謖を主人公にした物語なら、
まだ大丈夫のはず、多分。

 ではでは。




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