#1398/3620 ◇フレッシュボイス2
★タイトル (sab ) 20/05/29 17:36 ( 53)
条件反射トリックは児戯的かと悩みます HBJ
★内容 20/05/29 17:40 修正 第3版
最近思い付いた条件反射トリック。
例えば、女の性器を舐めまくってイカせまくって(加藤鷹の様に)、
女を潮吹き女に開発する。
その際、ユーミンの「守ってあげたい」のサビを繰り返し聞かせておく。
そうすると、「守ってあげたい」のサビを聞くだけで
膣液を分泌する様になる。
八王子市では午後2時になると「守ってあげたい」が流れるので、
それを聞く度に潮吹き状態になる。
そこで男は「パンティをプレゼントするよ」と約束する。
更に(伏線として)この女とピクニックに行き、
紐を引っぱって酸化カルシウムで温める焼肉弁当を食べる。
以上が仕込み。
そして、八王子の山奥の吊り橋に連れて行き、ターゲットの人物と一緒に
午後2時丁度に女に吊り橋を渡らせる。
吊り橋の真ん中でユーミンの「守ってあげたい」が流れてきて、
女は突然「あつ、熱い、熱い」と騒ぎ出して、
ターゲットと一緒に崖下に転落。
実は女のパンティ(男がプレゼントしたもの)には
酸化カルシウムが仕込まれていて、
ユーミンの「守ってあげたい」に反応して
潮吹きで濡れて高熱を出したのだった。
…というトリックを夜間に思いついて、「これは使える」と思うのですが。
朝起きると「下らない。児戯的だ」と思えるんですね。
しかし、夕方あたりから夜にかけて又、
「いや、受けるんじゃないか」と思えてくる。
これはなんなんだろうと思うのですが。
脳の状態が一日の内で時間によって違うのかとも思う。
#962にも書きましたが、
人間の脳は、海馬的な時と尾状核的な時があって、
どうも起きてから午後までは海馬的で、
夕方から夜にかけては尾状核的になる感じがする。
午前中は、どういう作品がいいと思っているかというと、
ミステリーで言うなら横溝正史など。角川映画の
森村誠一だの大藪春彦だの、人間臭いものがいいと思えているので。
そういう脳の状態で、「潮吹き女と酸化カルシウム」なんてネタを考えると、
「児戯的でバカらしい」と思えるのですね。
しかし夕方から夜にかけての脳のモードは
作家で言えば綾辻行人、有栖川有栖など新本格以降の作家に変わっていて、
そうなると「潮吹き女」のネタも使えるのでは。と思えるのです。
もしかして永山さんが#1369でおっしゃっていた
「人間を描く事」と「児戯的」というのの差というのも、
この私の昼間の脳と夜の脳の違いなんじゃなかろうか。
などと思いました。
ではまた。
#1399/3620 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #1398 ***
★タイトル (AZA ) 20/05/29 21:29 ( 21)
一筋縄でいく 永山
★内容 20/05/29 21:29 修正 第2版
※由良三郎の短編『勘違い』のトリックを明かしております。ご注意ください。
HBJさんが例に挙げたトリック、エロティックなところがあるので、直感的には横
溝正史の世界や江戸川乱歩の世界にはそれなりに合致する気もします。若干ユーモラス
な空気が漂っている感じも受けますので、そのまま横溝世界や乱歩世界にはめ込むより
は、トリックをより効果的に見せられ作品世界を構築するのが一番だとは思いますが。
で、ミステリのトリックには、エロティックなものに分類される一群が存在すると言
えます。数は多くないけど、逆に言えばそれだけ開拓の余地があるのかもしれません。
二つ、挙例しておきます。
広義のトリック、ここではバラバラ死体にした理由となりますが、複数の作者が使っ
ている例です。SM趣味の男女間で過失致死が起きた、そのまま通報すると遺体に縛っ
た縄の痕跡がばっちり残っていて、SM趣味を皆に知られてしまう。窮余の一策とし
て、縄目に沿ってのこぎりで遺体をバラバラに切断した、という仕組み。
由良三郎の短編『勘違い』では、女性の使う自慰道具に青酸系毒物を塗布しておくと
いうのがあります。話は逸れますが、専門家によれば実行不可能な殺害方法とのことで
す。ただ、由良三郎は常日頃からトリックにはセーフティを設けると言ってきた作家な
ので、わざと実行できないトリックにしたのかもしれません。
こういった傾向のトリックばかりで統一して、連作ミステリもしくは長編ミステリに
仕立てれば、特色を打ち出せていいかもしれませんね。
ではでは。
#1401/3620 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #1399 ***
★タイトル (sab ) 20/05/30 21:35 ( 14)
長老のデビュー HBJ
★内容 20/05/30 21:37 修正 第2版
由良三郎さん。
スマホで調べてみると、62歳でデビューして10年間活躍した、
とありますね。
こんなに年齢でもデビュー出来るのか。
しかし医学部教授という事でサントリーミステリー大賞でも
多少の特別扱いはあったのでは、と思ってしまいますが。
そんなのは著作を読んでみないとなんとも言えないのですが、
最近、古本も図書館の本も読みたくなくなってしまいました。
先日購入した「ミステリ百科事典」も1週間ぐらい放置してから
パラパラとめくっていますが、なんとなく落ち着かないですね。
これからは電子書籍が流行ると思います。
ではまた。