#8991/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 16/08/01 21:59 ( 32)
『狼は生きろ 豚は死ね。』 永山
★内容
↑書き込みのタイトルは、高木彬光の小説『白昼の死角』が、角川で映画化された際の
キャッチコピー。
もし映画化が一九七九年よりも二年ほどあとだったら、このフレーズはウルフとあだ
名された千代の富士を表すのに使われていたかも?
大相撲の元横綱・千代の富士が膵臓癌で逝去。六十一歳。合掌。
むか〜し、プロレス(UWF)対大相撲の異種格闘技小説を書こうと思い立って、前
田日明と千代の富士の顔合わせが当然のところを、この両者だと決着付けさせる訳に行
かないので、高田延彦と北勝海にしたな〜。
だいぶ前になりますが、父の勤める会社のお偉いさんが、現役を退いて間もない千代
の富士と対談する機会があり、その模様を社内報に載せる写真を、父が撮ったはず。サ
インもいただいてました。ただ、当時は千代の富士ではなく九重親方でもない、陣幕親
方を襲名していた時期でしたので、サインを見てもぴんと来ないかも(汗)。まあ、レ
アであるとも言えます。
WOWOWのドラマ「沈まぬ太陽」第十二回を録画視聴。ネタバレ注意です。
航空機史上最悪レベルの墜落事故を起こしたNALは、利用者が激減し、機内では客
から「乗ってやってるんだ」と尊大な態度を取られる始末。そんなNALの人事が、大
いに揺れていた。国の主導により、次のトップには誰が就くのか。行天を始めとする、
前社長のために動いていた面々は、情報を得ようと動くが分からない。首相は運輸大臣
の頭越しに、独自の考えで次期トップを選ぼうとしていた。一方、事故の遺族は遺族会
を結成。NAL側は内心、快くは思っていないようだが、恩地は遺族一人一人に寄り添
おうと努力する――粗筋はこんな感じかな。
で、結局、NALのトップ(会長)には関西の紡績会社会長が就任するのですが、そ
の過程で首相の懐刀と呼ばれる人物が、紡績会社会長を呼び出して、NAL再見を打診
するシーンがありました。そのとき、その懐刀の台詞に「総理は、三顧の礼をもって迎
えよと言っております」的なものがあったのですが、吹き出しちゃいました。呼び付け
ておいて、三顧の礼はないだろー。
全体的には、依然として緊密さを保っており、面白い。サイドストーリーも出て来ま
すが、横道に逸れることなく、進んでいる。
ではでは。
#8992/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ *** コメント #8991 ***
★タイトル (AZA ) 16/08/02 20:34 ( 29)
訂正 永山
★内容 16/08/02 20:36 修正 第3版
えー、訂正です。昨日の書き込みで、会社のお偉いさんと千代の富士との対談を、父
が写真撮影したと記しましたが、何となく自信がなかったので確認してみたところ、そ
の対談は大阪の料亭で行われまして、父は都合が合わなかったそうです。orz すみませ
ん。柔道の吉田や小川、篠原、プロ野球の的山(オールスター戦でMVPを獲ったこと
あるよ)といった人達と撮影を通して面識があるので、てっきり千代の富士もと思い込
んでました。ただ、サインの件は本当です。父の上司が気を遣って(?)、余分にもら
ってきてくれたもの。
昨日の書き込み自体も、直す予定でいます。
日本テレビ系で放送のドラマ「そして、誰もいなくなった」第三回を録画視聴。
うーん。ある程度予感していたけれど、本作って、一本の大きな陰謀めいた謎があっ
て、その周辺で関係者(と言っても陰謀と直接の関係はない)らが個別にトラブルや事
件を起こすタイプのドラマなのかなあ。だとしたら、いくらでも複雑にできるし、主人
公というか視聴者を煙に巻くことも簡単だし、比較的楽に作れる印象を持ってる。
このタイプのストーリーって、芯となる謎と周辺の事件とが、本来連動していないの
に、あたかも連動しているかのように次々と順序よく起きることが多いから、不自然さ
を感じてしまう。その不自然さを解消するだけの説明が付けられたら、傑作になり得
る。
また、伏線をしっかり敷いてくれるのなら、そこが見所になるでしょう。
が、本作の場合、これまで観た限りでは、そういう緻密さあるいは視聴者を真相へ導
こうという“もてなし”は感じられない。せいぜい、暗示レベル。先にも記した通り、
煙に巻くことにのみ腐心してるような。もちろん、そういうドラマを好きな人だって大
勢いることは承知してるつもり。
あとは芯となる陰謀・謎でどれだけ引っ張れるかに掛かってくるのだろうけど、政府
がどうたらこうたらいう話が出て来る時点で、既視感が強く、期待できないな〜。
好みとは違う方向性なので、視聴をやめてもいいくらいですが、この題名に免じて
(笑)もうちょっとだけ。
ではでは。