AWC 精神科医が名探偵になる ぴんちょ



#6075/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (sab     )  10/04/21  21:22  ( 38)
精神科医が名探偵になる ぴんちょ
★内容                                         10/04/21 21:23 修正 第2版
自分探し系とひきこもり系というのは斎藤環のモチネタ、
ではなくて、元ネタがあったんですね。
中井久夫というどっかの教授が『徴候・記憶・外傷』で似た様な事を
書いていた。それは知っていたのだがぶ厚い本だったのでよっぽど暇
になったら読もうと思っていたのです。が、何気にぐぐったらその本
には「高学歴初犯の二例」という章があってそこに「金属バット殺人事件」
について書いてあると。で、その息子の母親は和歌が趣味だったとネット
に引用してあった。私は、そっかあ、と思った。和歌を詠む様な人は
決めつけが激しいから多様な息子の感情を理解しない、それにイラだっ
てバットを振り回したのか、と思ったのです。で、確認したくなって
借りてきて読んだのですが全然そんな事は書いてなかった。それより
「二例」の内のもう一つ事件が酷かった。(事件じゃなくて中井が)。
事件のあらましはこんな感じ。
生活保護を受けていた女性(高齢か?)がケースワーカーの男にバール
の様なもので殺害された。事件の経緯は次の如く。男は女性に「働け」
と強く迫った。すると女は泣き出した。男はつい背中をさすったのだが
「性的な行為と思われるかも知れない、これをKに密告されたら自分は
事務所を首になるかも知れない」と思い、女性に他言無用を命令した。
しかし女性はKに告白してしまった。それに腹をたてた男は殺害に及んだ。
で、中井久夫はこの被害者女性の日記の分析を被告男性の弁護士から依頼
されたのだが。まずK。この女は福祉事務所に出入りしている謎の女で、
生活無能力者を見付けては新興宗教に入信させる、と同時に生活保護を
受けさせて、お布施として生活保護の金を巻き上げるという事を繰り返し
ていた。こういう女が福祉事務所に自由に出入りしていた、つーかそういう
事実を中井が日記の中から発見したかの様に書かれている。そんな事って
あり得るのか。更に中井の探偵ぶりは続く。被害者の女性は頭部に手術を
受けていたのだが、カルテ破棄のために何の手術だか不明だった、が大学病院
ではカルテ永久保存の筈で怪しい、と思った中井探偵はこの手術がロボトミー手術
であるに違いないと結論する…という事を裁判で言ったのだが検察側からは
「それはあなたの推測だ」と言われてどうのこうの。
そんな事ってあり得るのか。Kという人間がいたならば当然警察なりなんなりが
調べているだろうし。ロボトミー手術をしていれば解剖か何かで分かったの
ではないのか。或いはロボトミー手術をしているから精神科医に日記の分析を
依頼したのではないか。
もっと色々書いてあるけれども。Kというのは売春厚生施設の寮母だったとか。
そもそもこういう事を出版していいのか、何の為になるのかとも思うし。
それより、被害者女性の日記から警察も検察も分からなかった事を中井が
突き止めたみたいに書いてあるのが、おかしい。おかしいんじゃないの?




#6096/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #6075 ***
★タイトル (sab     )  10/05/08  01:49  ( 19)
哲学、精神分析学は学ぶに値せず ぴんちょ
★内容
カフカが、書いても書いても一晩寝れば自分が変化するので永久に言い当てられない
と言っているのですが、西田幾多郎は死ぬまで考え抜いて晩年に
「絶対矛盾的自己同一」と何かを定義した。
なにそれ。
多分西田はカフカみたいに、
自分が変わるから定義できない
という事に気が付かなかったんじゃないのか。
中井久夫(読みかけの本は途中で放棄)も同じ。
中井だけではなくて、安永浩、木村敏…と学者の数だけ
人間の自我とはこういうものだ、という図がある。
(フロイトの自我図は有名ですがあれの30倍ぐらい複雑なもの)
ああいう人たちは永久に死ぬまで再定義、再定義、再定義を繰り返しているのだろう。
多分斎藤環なども同じだと思う。
あと社会学者(宮台とか大澤)も「社会の仕組みはこうだ」と延々
再定義、再定義を繰り返しているけれども、そんな事したって世の中
全然変わらないもんね。
それよりそういう定義を繰り返す人間の病理を考えた方がいい気がする。
だいたい小説なんて味わうものだから理屈なんて書いてもしょうがないという
事に気が付いた。




#6470/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #6075 ***
★タイトル (sab     )  11/01/16  13:39  (  7)
仕事場へ行く途中    ぴんちょ
★内容
に、新興宗教の立派な建物があるのですが
朝早く、池沼風のおっさんが落ち葉を掃いていたりする。
あれは貧困ビジネスなのではないかと思いましたね。

新興宗教の信者は別段教祖を信じているわけではなく
単なる貧困ビジネス
というのは当り前田のクラッカーだったんでしょうか。




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