AWC 時に明日   永山



#5551/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA     )  09/06/17  00:41  ( 25)
時に明日   永山
★内容
 昨年十月に起きた会社員レスラーの練習中の死亡事故は、関係者が送検され
ることになったそうで。三沢の事故死で警察の方針が変わるなんてことはない
んでしょうが、このタイミングというのは連鎖を感じてしまいます。

 天才キャラ。
 多湖輝『頭の体操』の第五巻だったかに、天才は閃き型と努力型、二つのタ
イプに分けることができる、という説?が書かれていて、それなりに納得した
ものです。100パーセントこっちのタイプだということはまずなくて、どち
らかが強い型に分類し得るとのニュアンスでした、確か。手元にその本がなく、
人物例を挙げられないのが残念。
 で、普通の人が物語の中で天才を描くとしたら、どちらのタイプが描きやす
いんだろうか、と。※主役クラスに限定、かつ、芸術分野はとりあえず横に置
く。
 閃き型は、設問とそれに対する閃きある答を用意さえすれば、割と簡単に描
けていいはずだ……けど、それは実は大間違いで、天才を天才らしく描くには
センスがいる気がします。問いと答だけでは、単に“頭のいい人”で終わって
しまう可能性大で、キムタク演じる九十九はまさにこれに当てはまるんじゃな
いかと(正直なとこ、頭のいい人ってイメージも薄れてきてるのですが)。
 努力型の天才ならどうか? やはり描き易くはない。努力した結果、成功す
るという図式は現実世界ではともかく、物語世界ではある意味当たり前の展開
であり、そこに人物の天才性を浮かび上がらせるのは、やはり難しい。

 てことで、もしもお題が「天才」になったら難しいに違いない(笑)。

 ではでは。書き込みタイトルは「ジニアス」と読んでくれよん。




#5565/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #5551 ***
★タイトル (mor     )  09/06/23  12:15  ( 18)
天才の描き方・守屋
★内容
>天才を天才らしく描くにはセンスがいる気がします。問いと答だけでは、単に“頭のい
い人”で終わってしまう可能性大

 それでさえ難しいのではないかと、小説を読んでいて、思うことしばしば。問いと答
だけでも、作者の知識の浅薄さが見えてしまっているのが二階堂蘭子だと、個人的に感
じています。
 作中の説明は間違いだらけで、問いも答えもオバカすぎるでしょう。それに気づかな
い作者&読者はどうかしているとしか思えません。2時間ドラマのように、時間的な制限
で簡略化せざるをえないってわけでもないのに……。
 作者に数学の知識がないうえ、調べて書こうともしていない(自分の知識のなさに気
づいていないのか?)から、蘭子の解く問題が簡単すぎる……。蘭子が胸を張って名解
答だと自画自賛し、周囲がやんやと拍手喝采するというのはお決まりのシーンですが、
なんだか某国の将軍賛美っぽい。公文式では小中学生でも、もっと難しい問題を解くの
になあ。

 この作者の濫用する落ち(トリック)も、最後に蘭子が重要な手がかりをひっくり返
し、警察が見落としたと説明するだけなのですから、もうなにをゆうとんねん、のレベ
ルです。これで「容疑者X」にけちをつける神経が理解できません。




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