#503/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ
★タイトル (AZA ) 02/07/04 23:40 ( 48)
サッカーW杯>審判 永山
★内容 02/07/04 23:47 修正 第3版
「間違える」を「間違えない」にしても意味が通るというのは、全く文平さん
の仰る通りで、私が面白いと感じたのもそこです。
NHKニュースのインタビュー。
FIFA選出最優秀審判(四年連続)のピエルルイジ=コリーナ氏は、自分
が担当すると決まった試合の両チームの情報を、事前に徹底的に集めるのだと
か。たとえば、トルコ−日本戦の前には、日本のグループ予選の試合を生観戦
し、各選手の動きやチームとしての戦略の特徴を頭に入れたそうです。そうい
う準備をした上でピッチに立つことにより、自信を持って裁ける、と。
そんなコリーナ氏でも、サッカーの審判にミスは起こり得るとの立場を取り、
それでも、今回のW杯の審判は総じて優秀な人が多かったと語っていました。
W杯の審判は四十五歳で定年であり、今年四十二歳のコリーナ氏は、今回の
W杯が最後。この人のような審判が大勢育つことを願いたいものです。
本の感想>
『密室の鍵貸します』(東川篤哉 光文社ノベルス)/14(6440)
就職の世話をしてくれた先輩・茂呂のアパートを訪ねた大学四年の戸村は、
映画鑑賞と酒盛りの後、浴室で茂呂の遺体を発見。傍らにはナイフが……。通
報を躊躇する戸村。何故ならアパートは密室であり、犯人は戸村しか考えられ
ない状況である。さらに茂呂の死とほぼ同時刻、戸村の元彼女・紺野由紀が、
自宅マンションで刺され、地上へ転落した挙げ句、死んだことが分かる。現場
を逃げ出した戸村の依頼を受け、探偵の鵜飼は真相を解き明かせるのか。
「本格推理」常連の精鋭が放つ初の長編、KAPPA-ONE 登竜門受賞作。
謎を構築する努力は買えます。ただ、残念ながら、とても早い段階でおおよ
その見当がついてしまう。真相とは違う方へ目を向けさせようという作者の筆
さばきが、滑稽にさえ思えるほど。
実を言えば、犯人特定の手がかりには気付かなかった。と言うよりも、疑っ
たが、決め手とするにはより詳しく記さねばならない点が書かれていなかった
ため、これは手がかりではないと判断した。にも関わらずそれを決め手として
いるのは、少々アンフェアに感じる。
語り口は軽妙ですらすら読めるが、作者自身が顔を出す場面がいくつもあり、
うるさいと感じる人もいるかもしれない。
と、手厳しい感想に終始したのは、自分を蹴落とした人の作品がこの程度で
は悲しいからです。(^_^;) 推理小説にまだ擦れていない、純真な読者は面白
く読めると思います。
※お薦めポイントの見方
本のタイトル・著者名・出版社名に続く数字はお薦めポイントです。
総得点(Aの点 Bの点 Cの点 Dの点) の順に記しており、各アルファベ
ットの意味合いは以下の通り。
A:謎や趣向、意外性を構築する努力 <6点満点>
B:物語る技術。小説としてどうか <6点満点>
C:設定(世界観やキャラクター等) <6点満点>
D:見事に騙された。感動した <2点満点>
ではでは。
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★タイトル (bum ) 02/07/06 13:17 ( 17)
審判にミスは起こり得る 文平
★内容
コリーナ氏が「ミスは起こり得る」という立場だったとしても、彼が審判を務める
試合中に、選手やコーチが彼の判定に抗議することはないし、試合後に再審
査を求めることもない。サッカーの審判は、試合外ではあれこれ言われても、
試合中は、やはり神のごとく絶対なのです。
しかし野球では、とりわけ日本のプロ野球では、しばしば試合中に審判への
抗議がなされ、ときには観客そっちのけで延々と抗議が続き、チーム全員が
べンチから引き揚げて試合をボイコットする、なんてことすら起こる。同じ球技
でも、サッカーと野球では審判の権威に差があるように思いますな。
だから朝日のコラムの「ボールゲームの根本には、審判が間違えてもそれを
受け入れるという思想がある」という思想は受け入れがたい。同じボールゲー
ムでも、サッカーと野球では違うんだから。