#492/3622 ◇フレッシュボイス2 *** コメント #409 ***
★タイトル (AZA ) 18/06/07 22:22 ( 34)
およそ二ヶ月ぶり 永山
★内容
気になるニュースが多くて、何か書こうと思ったものの、絞れなかった。
てことで、ドラマの感想。
WOWOWのドラマ「闇の伴走者〜編集長の条件」第二回を録画視聴。ネタバレ注意
です。
これまた初回を視聴してからだいぶ時間が空き、忘れかけていましたが、公式サイト
の粗筋紹介などを読んで記憶を補完。
想起社の漫画雑誌「ブレイブ」の編集長に就いた醍醐は本来の力を発揮し、掲載作品
の質を高めると同時に、編集者達の意識にもよい影響が出始める。同時に、不良?社員
である綿貫の動向にも注意を払い、金の出入りにおかしな点があると、社長及び専務に
伝える。すると専務が「この件は私が」的な申し出をしてきた。醍醐は訝しみつつも、
表面上、それを受け入れた。
一方、調査員の水野は、ブレイブ編集部のバイト・伊東とともに、漫画原稿の調査を
続行。出所を探る内に、ある古本屋に行き当たり、そこの主人・三浦から画稿の故買物
件を扱う古本屋リストを入手する。その中の一つ、コミックスープレックスは、綿貫が
毎月定期的に不審な金の入れ方をしていた先だった。さらに、想起社の創業者と、綿貫
の祖父とは大金に基づく面識があり、強い結び付きを感じさせる写真の存在も明らかと
なった。
醍醐と水野は、転落死した南部の死に様がある漫画のシーンに似ていること、また、
南部の残したメモから彼が昭和の未解決事件を題材にした、ノンフィクションに見せ掛
けたフィクション漫画を誰かに描かせようとしていたことを知る。加えて、南部が死亡
したのと同時期、一家皆殺しの殺人事件が発生したせいで、南部の一帯はろくに解剖さ
れずに事故として処理されたことも掴む。もし南部の死が他殺だとしたら、鍵は南部が
死ぬ前に送ってきた漫画原稿にあると踏んでいる。その出所を探るべく、水野は偽名で
コミックスープレックスに査定依頼の電話を掛けた。
――粗筋はこんな具合。警察の捜査がないせいか、多少、とっちらかった感はあるの
ですが、南部の死の真相を突き止めるという目的が明確なので、軸がぶれずに進んでい
きます。
脇道も面白い。醍醐が見せた編集長としての顔や、それに対する漫画家や編集者の反
応の描き方がしっかりしていて、視聴者も納得できる。枝葉と呼ぶには結構大きいし、
本筋へのヒント(多分)につながるエピソードなんでしょうけど、こうした丁寧な作り込
みは好感が持て、非常にいい。
ではでは。