#1160/1160 ●連載 *** コメント #1159 ***
★タイトル (AZA ) 25/12/02 17:51 ( 99)
ある試作その2 原案・文章:某AI 原案・編集:永山
★内容
前置き.ということで、第二章です。前回と似たようなおかしな箇所が散見、否、頻出
していると感じました。AIならではのミスって感じはしないし、面白みもあんまりな
いです。
第二章 事件当日
朝の神谷アイランドは、春の陽射しに包まれていた。海から吹く風はまだ冷たく、邸
宅のガラス窓にはうっすらと水滴が残っている。
三浦玲奈は、目覚ましのベルが鳴る前に静かに目を覚ました。制服に着替え、廊下を
静かに歩く。キッチンでは若いメイドが朝食の準備をしていた。
「おはようございます、三浦さん」
「おはよう。パンケーキの生地はできてる?」
「はい、今焼き始めたところです」
↑
編集者註.ちょっと変な会話。家政婦とメイドのやり取りだからって、「パンケーキの
生地はできてる?」「焼き始めたところです」だと、前者はメイドにパンケーキを焼く
権限はないことを示唆しているのに対し、後者はそれに反して焼いていることになる。
そもそも、焼き始めていることくらい、匂いで気付きそうなもの。これで家政婦の三浦
の鼻が悪いという伏線ならまだいいんですが、そういうことでもなく
バターの香りとコーヒーの湯気が、キッチンに立ちのぼっていた。
三浦は食器を並べながら、ふと窓の外に目をやる。朝日が差し込み、庭の芝生には夜露
がきらめいている。遠くには、人工島を囲む防波堤と、都市へと続く長い橋が見えた。
「今日も静かな朝ね……」
やがて、由紀子がダイニングに現れた。
「おはよう、玲奈さん。花の水やりはもう済んだ?」
「はい、今朝もよく咲いています」
三浦は微笑み、由紀子の後ろ姿を見送った。由紀子は毎朝、部屋の隅に置かれた植木
鉢の花を手入れするのを欠かさない。
「今年は本当に花付きがいいわね」
「花は正直ね。手をかけた分だけ応えてくれる」
由紀子は花びらを一枚一枚摘み取り、独りごちた。
↑
編集者註.また摘み取っている。理由に触れないといけないところでしょうに、AI
は気にならない模様
朝食のテーブルには、俊一と大友も揃った。俊一はまだ眠たげな顔でコーヒーをすす
り、「今日の会議、緊張するな……」とぼそりとつぶやく。
大友はスマートフォンをいじりながら、
「社長、午後のドローン飛行はどちらの機体を使いますか?」
「新しい方にして。昨日のテストで古い方は少し音が大きかったから」
由紀子はきっぱりと答えた。
食卓には穏やかな会話が流れていたが、どこかぎこちない沈黙も混じっていた。俊一
は会議資料の束を抱え、「社長、資料はすべてデスクにまとめてあります」と報せた。
「ありがとう。あなたも遅れないように」
社長の返事に、俊一は「はい……」と、どこか落ち着かない様子で何度も時計を見て
いた。
朝食後、三浦は掃除道具を手に、廊下や窓辺を丁寧に磨いて回る。
「三浦さん、またカーテンの埃ですか?」
「ええ、社長が“窓際が気になる”とおっしゃっていたから」
三浦は由紀子の部屋のカーテンをそっとめくり、窓枠の隅やサッシの溝まで細かく埃
を拭き取る。その手つきは、日々の習慣のように慎重だった。
部屋の隅の植木鉢にも目を配る。「花びらが少し落ちているわね……」
小さな箒で花びらを集め、植木鉢の土の乾き具合を指先で確かめる。
「水やりは……昨日したばかりか」
軽く頷き、花の茎をそっと立て直した。
そのとき、由紀子の声が背後から響いた。
「玲奈さん、今度の役員会のこと、聞いてる?」
「いえ、詳しくは……」
「この島の管理体制も見直すつもりなの。人員削減も避けられないわ」
由紀子は何気なく言ったつもりだった。
↑
編集者註.急に由紀子の心理に立ち入っている
三浦はその場で小さく頭を下げ、「失礼します」とだけ言って部屋を出た。廊下を歩き
ながら、胸の奥に小さな不安が生まれる。
昼前、俊一はリビングでオンライン会議に参加していた。「社長は本当に厳しいな…
…」会議の合間に、ふと窓の外に目をやる。カーテンがわずかに揺れているのが見え
た。
ガレージでは、大友がドローンのバッテリーを交換し、プロペラの傷を確認してい
た。「昨日のテスト飛行でぶつけたのかン操作アプリを立ち上げ、テスト飛行のログを
確認した。壁には由紀子が撮影した空撮写真が何枚も飾られている。
↑
編集者註.この辺り、よく分からない。第一章で記したこととほぼ同じだし、台詞は途
中で切れているし……
正午過ぎ、三浦は再び由紀子の部屋の前を通る。ドアの隙間から、淡い明かりと書類
をめくる音が漏れている。
三浦はよく通る、それでいて邪魔にならない声で「お昼のお茶をお持ちしますね」と
いつもの如く言った。返事はないが、彼女は静かに部屋を離れた。
午後一時、邸宅は静まり返っていた。各々が自分の仕事に集中し、ただ、由紀子の部
屋だけが、静かに時を刻んでいた。
↑
編集者註.邸宅全体が静まりかえっていると書いていながら、「由紀子の部屋だけ
が、静かに時を刻んで」と記すのは変
三浦はキッチンで紅茶を淹れながら、由紀子の言葉を思い返していた。
「この家を出ていく……? 私の居場所は、どこにもなくなるの?」
彼女は、家政婦としての自分の役割や、これまでの日々を思い返す。
「何か、私にできることは……」
その問いに、誰も答えてはくれなかった。