AWC “一月はミステリー”のキャッチフレーズに偽りなし   永山


        
#8794/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ    *** コメント #8793 ***
★タイトル (AZA     )  16/01/25  20:43  ( 24)
“一月はミステリー”のキャッチフレーズに偽りなし   永山
★内容
 NHKBSプレミアムで放送の謎解きドラマ「四角館の密室殺人事件」、第二夜の解
決編まで全て視聴。ネタバレ注意。
 第一夜のラストで明かされた叙述トリックネタは、そこから大して発展することな
く、それだけで終わった感。予想した入れ替えトリックめいたものも、全くなかった
(汗)。そういう意味では期待外れ。叙述トリックを暴くことこそが全体の謎解き・犯
人指摘に直結するような筋書きならよかったのに。
 犯人当てとしては、まずまず。密室トリックというか密室ロジックが要の割に、現場
である密室の検証(視聴者向けの説明)がほとんどないのは、バランス悪いけど。
 なお、謎解きでの私の得点は、第一夜は百点、第二夜は動機だけ外して七十五点でし
た。今回は運よく、作り手の波長とだいぶ合った感じ。
 そういえば、探偵役が容疑者を前に推測を話そうとするも忠告を受けて口をつぐむ場
面があったけど、そのあと容疑者のいないところでも推測を話そうとしないのは、何で
だ。構成上、あの段階でばらす訳に行かないのは分かるが、犯人当てに必要な情報を隠
されているのではないかと、余計なことまで勘繰ってしまう。

 NHKBSプレミアムで放送の「江戸川乱歩短編集 1925年の明智小五郎」第二
話『心理試験』、第三話『屋根裏の散歩者』を視聴。前者は嶋田久作が女装して老婆
に、後者は篠原信一が犯人として怪演。個性が強烈で、筋の方が吹き飛んでしまう。特
に篠原は元柔道メダリストで俳優としては素人だからか、台詞は「おお」「ああ」「う
ん」ぐらいしかなかったと思いますが、それを補ってあまりある顔芸(笑)。柔道家な
らではの巨体と力もちゃんと活かされていたし、こういうパロディ色の強い映像化だ
と、ちょうどよい具合にはまるのかも。

 ではでは。




元文書 #8793 もうこれ以上の雪は勘弁   永山
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