#8743/9229 ◇フレッシュボイス過去ログ *** コメント #8740 ***
★タイトル (AZA ) 15/12/11 21:11 ( 82)
クルーズに行ってみた>行って鬼太郎、観て鬼太郎 永山
★内容
えー、博多での乗船時について、書き忘れていたことがありました。
飛鳥Uに足を踏み入れて数歩行くと、読み取り機めいた物があります。乗船カードを
これにかざすとデータを読み取り、お客各人の乗降を把握する仕組みです。読み取りに
成功すると、“てろりん”て感じの短いメロディが流れる。
で、境港で下船するときも同様です。乗るときは、乗船カードを直に機械に当てたの
ですが、下りるときは、パスケースに入れたまま当ててみました。無論、問題なく読み
取れます。
4デッキから港へ下ろされた階段状のブリッジは、乗船時よりも間違いなくなだらか
でした。5デッキと4デッキの差、あるいは博多港と境港の水深の差がこれかあ。で
も、揺れ具合は変わりない。
上陸して、シャトルバスの発車場を目指す。途中、地元の観光協会らしき人が配る、
絵葉書みたいな物をいただく。また、地元テレビ局が取材に来ていて、降りて来た乗船
客にインタビューをしていました。そういえば、境港市民向けに船内見学会も開かれる
と、アスカデイリーに書いてあったな〜。下りるとき船内で、旗を持った人が団体さん
を引き連れてるのと遭遇しましたが、多分、見学の人達だったんだと思います。
バス乗り場は、オプショナルツアーのバスもシャトルバスも、ほぼ同じエリアに並ん
でいて、やや混乱気味。もう少し分かり易く表示して欲しい。それと、シャトルバスは
複数台出るようでしたが、この時点ではそれを知らされていないから、気が急いてしま
ったです。でまあ、無事に乗れたんですが、補助席を使わずに、通常のシートが満席に
なった時点(9:15)で出発したのにはちょっと驚いた。境港駅までノンストップな
のだから、補助席を使っても問題ないと思うんですけど、何か理由があるのかな。
ちなみにオプショナルツアーの案内は、乗船日の二週間ぐらい前に届きました。申し
込み期限まであまりなかったです。私達も一応、参加を検討したんですが、価格がネッ
クなのと飛鳥Uの昼食を食べてみたい欲求により、見送りました。
JR境港駅前に着いたのが、9:30過ぎ。帰りのシャトルバスに関する注意を聞い
て、皆さん下車します。あまり時間がないけど、急いでも疲れるばかりなので、ぼちぼ
ち行きましょう。まずは駅前にある妖怪ポストを見付け、記念写真をパチリ。観光案内
及びお土産売り場っぽい建物がありましたが、まだ開いていない様子なのでパスして、
水木しげるロードをぶらぶらすることに。
「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげるは境港出身で、駅からは、水
木しげるロードと呼ばれる八〇〇メートルほどの道が延びています。その左右には、妖
怪を始めとする水木しげる漫画のキャラクターのブロンズ像が、いくつも設置されてい
ます。その数……えっと、調べてみたら153体はあるみたいです。事前の印象では、
全部似たようなサイズで作られている物と信じ込んでいましたが、実際は大小様々な物
がありました。いくつかの像と記念写真に収まってみたです。全部撮影する人もいるみ
たい。
水木しげるロードを行き着いた先に、水木しげる記念館があります。前庭のようなス
ペースに立て看板が出ており、そこに“本日の妖怪”的な記述とともに四体の妖怪写真
が。鬼太郎とねずみ男と猫娘と砂かけ婆がどこかに出没するらしいです。今(午前十時
前)のところは、見当たりません。
建物に入り、受付へ。入場料は一般の大人一名が七〇〇円ですが、飛鳥Uの乗船カー
ドを提示すると、一〇〇円引きになります。購入後、撮影禁止場所の注意を受けてか
ら、順路に従って進みます。
進み始めてすぐの壁に、手描きの大きなイラストがいくつかあるのですが、説明がな
ければ、子供の落書きに思えてしまうかも。水木しげるが直に描いたものだそうで(失
礼)。そのあと、水木しげるのデビュー作から順に紹介してあったり、昔懐かしの漫画
グッズを展示してあったり、水木しげるの略歴というかバイオグラフィが長〜い年表に
なって張り出されていたり、仕掛け付きの妖怪(もちろん作り物ですよ)が何体か飾っ
てあったり、水木しげるの仕事場の様子が再現されていたり等々、盛り沢山。水木しげ
るが世界各地を旅行した際に買い集めたという、まじないの仮面のコレクションみたい
なコーナーが、なかなかカラフルで興味深かった。
一時間ほど掛けて回り、記念館を出る。と、猫娘がいた。他の観光客の方と記念写真
に応じています。結構、愛想がいい。私達は遠慮しましたが(汗)。
元気があれば、もっと先へ――市場の方に――足を延ばすつもりでしたが、父が時計
を見て、ちょうど帰りのシャトルバスが出るからと、帰船することを選択。口には出さ
なかったけど、早々に疲れが出始めていたようで。私としては蟹が気になってたんです
が(笑)仕方がない。そもそも、飛鳥Uでの昼食は今日しか機会がないので、無理して
今食べる必要もなし。
てことで、水木しげるロードを引き返します。行きとは逆側の歩道をてくてく歩いて
いると、来るときに通った側に、何やら面妖な物体が……またも妖怪がいました。鬼太
郎、ねずみ男、砂かけ婆と三連続です。一番人気はやはり、鬼太郎か。ねずみ男は自身
の像と戯れていました(笑)。
ここでも、反対側に渡って写真を撮る気力が湧かず、そのままスルーし、シャトルバ
ス乗り場へ。途中でいい土産物屋があれば入ろうと、目を配っていましたが、これとい
った物は見付けられず。ショーウィンドウに何故かだまし絵を飾ってる店があったな
あ。
駅前まで来ると、シャトルバスはすでに停車中。ちょうど飛鳥Uの乗船客を運んで来
たところのようです。しばらく待っていると、乗れました。私達以外にも早く切り上げ
る人が多く、車内はじきに満席に。そして出発。景色をぼんやり眺めていると、眠気を
覚え始めました。正味二時間ちょっとしか寝ていないので、眠くて当たり前です。
それでもまだまだハイテンションなのか、車中で寝てしまうことはなく、飛鳥Uの停
泊する港へ帰還。手前のスペースでは、物販の準備が行われていました。ここで蟹を売
ってくれないかなあ、等と思いながら、船へ向かいます。帰りも、乗船カードを機械に
当ててチェック。ただいま〜。
帰船が早すぎで勿体ないんで、昼からもう一度港に出ることにしました。と言って
も、物販だけですが。
続く。ではでは。