AWC

2021年第34回AWC大賞投票・選評


投票者:永山

 祭さん、今回もお疲れ様です。外部参加方式が自動的に継続されていたことに、実は結構びっくりしたです。



 以下の二つに一票ずつ投じます。



:外部 夢乃さんの『忘却の天井』

 https://ncode.syosetu.com/n2242gf/

・およそ四分の一まで読みました。序盤、特に導入部が王道パターン過ぎるかなと感じました。安定した面白さが保証されている反面、目新しさに乏しいかもしれない。でも、描かれたやり取りはアニメにしたときの絵が浮かぶようで、好みです。そして序盤を抜けると、定型のロードムービーっぽさを踏襲しつつ、独自色が輝き始める。ロジカルな文章で波長が合うし、ちょっとした驚きが用意されているのもよかった。各エピソードも(少なくとも読了分までは)心地よく読めました。





フレッシュボイス2#1927 感想>永山さんの「計算すると不利かな」 らいと・ひる

・今回も参考になったり考えさせられたりする書き込みが多く、選ぶのに迷いました。結局、拙作への感想メインの書き込みにしてしまいました。(^_^;)







 夢乃さんのもう一つの外部エントリー作品『【R18】淫らなる魔性の血族』は、半分くらいまで読み終えました。出だしの掴み具合で言えば、本作の方が『忘却の天井』よりもよかったかも。内容は単なるR18描写にとどまらず、小説としての工夫・仕掛けがされたストーリーだと感じましたし、目の力の設定もある意味面白いです。読んでいる間、アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」のルルーシュのギアス、あれの超限定版みたいに思えて(笑)。使いようによっては国をある程度動かせる?

 それはさておき推せなかったのは、私のような読者には、R18シーンの積み重ねがややくどく、パターン化しているように感じられがちではないかと。もう一点、文章自体も似たような構造が繰り返し出て来て、ちょっとダレてくるかなあ。具体的に言うと、主人公視点で“@@は**だ。<ただ・尤も・とはいえ>、※※は○○なのだが。”という風な構造の文が多過ぎるように思いました。これらの要因が重なって、物語が単調なリズムに感じられることがありました。





 朝霧さんの『仏教高校の殺人』は、『条件反射殺人事件』に比べると、ミステリらしい面白さが上だったように感じました。『条件反射・』の方はトリックとの結び付きがあからさますぎたためかもしれません。対する『仏教高校・』には犯人探しの興味が加わっていたことで、ミステリらしさがUPしたのかなと思います。その上でもう一段階、ミステリとしての工夫がほしかったかも。たとえば登山のシーンで叙述トリックを仕掛ければ、Aを犯人と見せ掛けて実はB、みたいな引っ掛けができるかもしれないなと。ただ、登場人物の視点で描写していると見せ掛けて、野良犬の視点とか常に連れ歩いているペットの視点から描写する、なんていうアンフェアすれすれの手口を使うことになりそうですが。

 なお、フレボイでの読了コメントにおいて、御作のタイトルを『仏教高校殺人事件』と誤記し、大変失礼をしました。この場を借りてお詫びします。すみませんでした。





 ではでは。

投票者:佐野祭

 では該当作品なし。

AWC大賞

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